企業コラボのメリットデメリットと実例

5月 28, 2021

企業コラボのメリット・デメリット

昨今、至ることころで目にするようになった「企業コラボ(コラボレーション)」ですが、企業コラボがここまで広がっていることはメリットが大きいということに他なりません。

では、具体的に企業コラボにはどのようなメリットがあり、またデメリットはどのようなところにあるのか解説していきます。
2020年に行われたコラボの実例も参考にしてみましょう。

話題性

企業コラボの大きなメリットといえば、話題性の高さです。単体で知名度のある企業やブランドでも、定期的なニュース発信を行ってブランドの活性化を行っていかなければなりません。しかし、情報が溢れかえる現状では、ブランドの刷新(デザインや機能性向上等)をPRしたところで、なかなか消費者の目を止めることは難しいものです。

そんな中、注目を集めやすいのが企業コラボです。意外な企業同士のコラボは、ニュースとして新鮮でSNSやメディアで拡散される可能性が高く、話題を集めるという点において非常に効率が良いといえます。

立ち上げコスト削減と開発期間の短縮

例えばオリジナルキャラクターを1つ育てるとなると、膨大な時間がかかるうえ、育てたキャラクターで人気が出るとは限りません。
キャラクターデザインの商品開発を行う場合は、キャラクターコラボを行った方が開発コストや商品化までの期間を短縮することができます。

キャラクターを抱えている企業についても、商品をゼロから開発する技術がない場合は、商品を持っている企業とキャラクターをコラボさせることで商品化がスピードアップし、開発費用も抑えることができます。

マーケティングコスト削減

新商品発売やキャンペーンを消費者に認知してもらうためには、PRを行う必要があります。
どんな消費者に向けて・どんな媒体でPRを行うのか等、マーケティングを行い、実際に広告費をかけて各種媒体へPR活動を行う…企業コラボの場合は、この一連のマーケティングコストを2社で負担することになるため、1社で負担するよりも費用を抑えることができます。

例えば、雑誌広告の出稿に1枠100万円かかる場合も、2社で折半すると50万円で済む計算になります。(広告費用の負担比率は双方の協議によります。)
また、企業それぞれが抱えているSNSやホームページで告知することで、周知の幅も広がります。

このように、テレビや雑誌、インターネットなど様々な宣伝広告を効率良く行えることが企業コラボのメリットの一つです。

新規顧客獲得

企業コラボのメリット・デメリット

コラボ先が持っているファンに、コラボをきっかけとして自社商品を訴求することで新規顧客獲得につながります。
例えば、キャラクターとショップがコラボする場合、キャラクターの限定コラボ商品を出すことで、これまで来店したことが無い顧客をショップに誘導することができます。
キャラクターにとっても、ショップにキャラクター商品が置かれることで、まだキャラクターを知らない層への認知を広げることができます。

共創の楽しさ

異業種、他社との取り組みは新たな発見や刺激があり、売上を目的とした取り組みだけでなく、共創の楽しみも大きなものです。

デメリットは

企業コラボデメリット

調整に手間と時間がかかる

企画立案から、商品発売日・イベント日まで時間がかかる点が企業コラボのデメリットと言えます。
企画の進行は、コラボ先との調整や確認が必須になりますので、社内だけで進行する場合よりも、開発期間を長く取る必要があります。

コラボ先が見つかりにくい

また、何でもコラボすればうまくいくかというとそう簡単ではなく、まずコラボ先を探すことが難しいという点もデメリットと言えます。
自社のイメージに合ったコラボ、意外性のあるコラボ等、効果的なコラボ先を見つけられないという場合も多くあります。
ただ、いくつかのコラボを経験する中で効果が上がったコラボ企画を継続して第1弾、第2弾と出し続けるケースもあり、相性の良いコラボができた場合はより効率的に進めることができます。

イメージダウンにつながることもある

キャラクターやブランドとコラボをする場合には、ファンのイメージを壊さないかという視点が重要です。
コアなファンから、イメージを壊したと思いもよらない形で批判されコラボ企業双方のイメージダウンにつながる可能性もある為、注意が必要です。
また、企画スタート後に、コラボ相手のコンプライアンスや社会通念上の問題が発覚するケースもあり、この場合は自社イメージもマイナスになる可能性があります。
認知度の低いイラストやキャラクターでのパクリ(盗作)が問題になる場合があります。盗用対策としては、最低限、類似のイラスト・キャラクターが無いかGoogle画像検索などで確認することをお勧めします。
コラボをきっかけとして、イメージダウンにならないよう、しっかりとサービスや商品に合ったコラボ先を調査し、選ぶことが重要になります。

コラボ実例

2020年、コラボで話題となった事例をご紹介します。

企業コラボ成功例

①ダイドー缶コーヒー×鬼滅の刃コラボ

ダイドーグループホールディングが2020年に行った「鬼滅の刃」とのコラボ缶コーヒーは、2020年10月5日に発売し、約3週間で累計5千万本を売り上げました。
また同社は、11月26日には2021年1月期連結業績予想で、純利益を5億円から25億円と5倍に上方修正しました。

人気の鬼滅の刃とのコラボで缶コーヒーが大ヒットしたダイドーの例は、コラボのタイミングやデザインの豊富さ、全国で手軽に買えるというところでコラボ成功例といえるでしょう。

公式サイト:https://www.dydo.co.jp/corporate/news/2020/200820.html

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

②弘前観光コンベンション協会×桜ミク

弘前観光コンベンション協会では、2019年より「桜ミク」とコラボした弘前さくらまつりを開催しています。2021年は「桜ミク」コラボポスターやフラッグの掲出、初音ミク歌唱テーマソング公開、初音ミクボイスによる歓迎アナウンスの放送、デジタルチェックインラリーなど、弘前公園を中心とした弘前市内で展開。また、桜ミクとのコラボグッズも多数販売されており街を上げて盛り上がりみせています。
「桜」をテーマとして、地方とキャラクターがコラボした好例といえます。

公式サイト:https://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/edit.html?id=sakura_miku

Art by ixima ©CFM